こんにちは
住宅アドバイザーの佐藤です
寒暖の激しい日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
くれぐれもお体ご自愛頂きますようお願い申し上げます
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さて、そんな中
最近うれしいことがありました!!
なんと私が昨年の2月8日に書かせて頂いたブログ記事
『自宅を建築中、またはお住まいの家が自然災害に見舞われた場合、どうすればいいのか?』
が今日現在までの閲覧で1000を超えたとのこと
その記事はこちら
過去の今までの記事がよくても50やそこらですから、これは私にとっては快挙!
非常にうれしいです
皆様ありがとうございます
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そこで今回のブログも同じ傾向の内容に致しました
題して
『契約した建築会社が倒産! 建てている最中の家はどうなるのか?』
少しでも皆様にお読み頂くために卑劣にも傾向と対策を練ってのお題ですが
まじめな話、これはとても重要なお話
皆様の中には、そんなことはめったに起きないと思われるかもしれませんが
ただこのご時世、どんな大きな会社も安心とは言えませんし、
少し古いケースでは
2009年に東海地方では有名な大手ハウスメーカー『富🔴ハウス』が倒産しています
※富🔴ハウスとは 富🔴ハウス倒産事件 Wikipediaより抜粋
同業他社との競争激化、建築基準法の改正の影響、平成19年に完成した「名古屋工場」の無計画な設備投資による資金繰りの悪化、さらに平成20年に入ってからは資材の高騰にも苦しめられ、世界同時不況の影響に端を発する景気低迷による受注伸び悩みが決定打となり経営を圧迫させ、2009年1月29日に、関連会社2社とともに、東京地方裁判所に自己破産を申請して、倒産した。申立て時の負債総額は、富士ハウス単独で約358億8500万円、3社の合計で約638億600万円である[1]。
この倒産により、建築途中の住宅や未着工の物件について、引渡が不可能になった。富士ハウスは、通常よりもはるかに高い7割もの代金を着工前に注文者に支払わせていたこと、独自の工法で建築していたために他の業者では引き継ぐことが困難なことなどから、代金の大部分を払ったのに住宅の引渡しを受けられない注文主が多数存在する事態になった
144もの展示場を展開していたと言えば、かなり規模の大きい会社だったということ、着工途の家もたくさんあったということは、ご理解頂けるかと思います
私の知人も当時『富🔴ハウス』が手掛けていたアメリカンハウスのテイストが気に入って契約寸前までいったとか・・・一歩間違えれば危なかったようですね・・・
建設途中で会社が倒産すると手付金等はかえってこない 余計な費用がかかる
建設途中で会社が倒産した場合、皆様には次のような影響があります
①着手金など支払った金額が返金されないケースが多い
支払済みの金額がそれまでに掛かった工事費より多くても、返金されない。それどころか支払額ががそれまでに掛かった工事費よりも少ない場合は、差額を請求されることもあります
支払済みの金額がそれまでに掛かった工事費より多くても、返金されない。それどころか支払額ががそれまでに掛かった工事費よりも少ない場合は、差額を請求されることもあります
②工事を引き継ぐ会社はまずみつからない
別の施工会社が引き継いでも、工事の状況把握をするだけでかなり労力がかかるので、引き受けてくれる会社はまず見つかりません
別の施工会社が引き継いでも、工事の状況把握をするだけでかなり労力がかかるので、引き受けてくれる会社はまず見つかりません
また第三者が作った箇所を含め保証してれる会社は、そうそういないです
③ 引き継いだ工事で割り増し工事費が発生する
建築会社や協力会社が現場から撤収しているので、新たに生じる足場費用、建設機械の再契約費用などが追加で生じます
建築会社や協力会社が現場から撤収しているので、新たに生じる足場費用、建設機械の再契約費用などが追加で生じます
つまり余計なお金がかかるということ
最悪の場合、皆様にとっては一番の解決策は建築途中の建物を壊してまた新たな会社で一からやり直すしかない場合も・・・
倒産しそうな会社を見分け頼まない
これができれば何よりですが
会社の資金繰りや経営状況をが外から判断するのは難しいですよね
ただ前出した富🔴ハウスのように
必要以上に多くの前払い金を請求してくる会社は危ないと言えます
会社ごとに異なりますが、一般的には契約時の手付け金は請負金額の10%、着工金は30%、中間金は30%、完成時に支払う残金が残り30%としているケースが多いようです
それに比べてかけ離れているようなら、理由を確認されるとよいでしょう
そして更にリスクを回避するなら
万一に備え「住宅完成保証制度」で安心を手に入れる
これ、大事です
世の中には「住宅完成保証制度」といって、建築中に、会社が倒産等して工事が継続できなくなった場合に、建て主が最小限の追加負担で住宅を完成できるよう保証する制度があります
これは皆様が入るのでなく、住宅会社が加入対象になります
万が一のリスクも回避することをお考えになるのであれば、契約する会社に(住宅完成保証制度)
に入っているか確認されるとよいと思います
そしてそもそも、すぐ倒産するような会社は、審査でおちてこの制度に加入できないので
住宅完成保証制度に入っているかを会社選びの選択の一つにされてもいいかもしれません
以上 ここまでお読み頂きありがとうございました
それでは失礼致します