注文住宅を建てるときには、家の間取りや外観、設備などに気を取られてしまい、収納計画は後回しになりがちです。
しかし実際に住んでみて、使えない収納に困ってしまうケースは少なくありません。
せっかくの注文住宅なのに収納のスペースも場所もライフスタイルにフィットせず、多くの収納家具を買い足すハメに……と後悔するのは避けたいですよね。
そこで今回は、注文住宅で使い勝手のいい収納を設計するために知っておきたいことや、
後悔しないために押さえておきたいポイントを解説します!
多くの人ができるだけスマートに収納したいと考える、ルンバ収納のコツも
あわせてご紹介しますので、ご参考にしてください。
しかし実際に住んでみて、使えない収納に困ってしまうケースは少なくありません。
せっかくの注文住宅なのに収納のスペースも場所もライフスタイルにフィットせず、多くの収納家具を買い足すハメに……と後悔するのは避けたいですよね。
そこで今回は、注文住宅で使い勝手のいい収納を設計するために知っておきたいことや、
後悔しないために押さえておきたいポイントを解説します!
多くの人ができるだけスマートに収納したいと考える、ルンバ収納のコツも
あわせてご紹介しますので、ご参考にしてください。
1. 注文住宅の新築で多い後悔は「間取り」と「収納」

注文住宅を新築した人に後悔したポイントを聞くと、よくある回答が「間取り」と「収納」の2つです。
間取りに関しては、家族のライフスタイルや動線をしっかりとイメージすることが大切ですが、それよりも部屋の広さや位置(方角)ばかりを気にしがちです。
しかし、いざ住んでみると動線の悪さは、予想以上に毎日のストレスになります。
一方収納に関しては、「場所」「数」「使い勝手」の点で、後悔する人が少なくありません。
居室空間を広く取りたいからと収納を減らした結果、結局は、収納家具を置くことになり、「それなら最初から…」というケースもよくあります。
また、奥行が深すぎて使いにくかったり、反対に浅すぎて収納したいものが入らなかったりすることもあります。
収納は「とにかくつくっておけばいい」と思ってつくると、後悔しやすくなるため注意が必要です。
次章からは、注文住宅で後悔しやすい間取りと収納のうち、とくに「収納」に焦点を当て、使い勝手のいい収納をつくるコツや、おうちの収納計画を成功させるために知っておきたいポイントを解説します。
2. 注文住宅で使い勝手のいい収納をつくるポイントとは?
注文住宅を建てて収納で後悔しないために、使い勝手のいい収納にする成功ポイントを5つ解説します。
(1)パントリーやキッチン収納
キッチンは、食材や調理器具だけでなく使用頻度の高い日用品も多いため、家の中でもとくに収納がごちゃごちゃしてしまいがちな場所です。
おしゃれなシステムキッチンを入れたのに、モノがあふれて雑多に見えては残念だし、かといって、見せない収納にして取り出しにくくなってしまうのもストレスですよね。
キッチン収納を成功させるポイントは、あらかじめパントリーを用意することと、使用頻度と動線を意識して収納することです。
パントリーとは、「食品貯蔵庫」とも呼ばれる主に食品を保管するスペースのこと。
調味料や乾物、ドリンク類など、常温で保管できる食品類を1箇所にまとめておくと、必要なものをすぐに取り出せるうえ、不足しているものが一目でわかって便利です。
パントリーは家族の人数が多ければ1坪程度のウォークインを設置するのがおすすめですが、間口80~90cm、奥行30~45cm程度の壁面収納でも十分機能してくれます。
また、キッチン回りの収納としては、スペースに余裕があれば、キッチンの背面に収納を配置するのがおすすめです。
最近のシステムキッチンは収納力に優れているので、
使用頻度の高い調理器具や食器、調味料、食材などは、シンクまわりの収納や背面収納へ。
パントリーには、使用頻度の低い調理器具、食材や日用品のストックを収納するようにします。
そうすることで、普段使うものの収納が雑多になることもなく、
かつ、最小限の動線でキッチンを使うことができます。
また、背面収納を設置する際は、壁一面を収納にせず、
カウンターと吊り戸棚のセパレートにしておくと、作業場も確保できて便利です。
おしゃれなシステムキッチンを入れたのに、モノがあふれて雑多に見えては残念だし、かといって、見せない収納にして取り出しにくくなってしまうのもストレスですよね。
キッチン収納を成功させるポイントは、あらかじめパントリーを用意することと、使用頻度と動線を意識して収納することです。
パントリーとは、「食品貯蔵庫」とも呼ばれる主に食品を保管するスペースのこと。
調味料や乾物、ドリンク類など、常温で保管できる食品類を1箇所にまとめておくと、必要なものをすぐに取り出せるうえ、不足しているものが一目でわかって便利です。
パントリーは家族の人数が多ければ1坪程度のウォークインを設置するのがおすすめですが、間口80~90cm、奥行30~45cm程度の壁面収納でも十分機能してくれます。
また、キッチン回りの収納としては、スペースに余裕があれば、キッチンの背面に収納を配置するのがおすすめです。

最近のシステムキッチンは収納力に優れているので、
使用頻度の高い調理器具や食器、調味料、食材などは、シンクまわりの収納や背面収納へ。
パントリーには、使用頻度の低い調理器具、食材や日用品のストックを収納するようにします。
そうすることで、普段使うものの収納が雑多になることもなく、
かつ、最小限の動線でキッチンを使うことができます。
また、背面収納を設置する際は、壁一面を収納にせず、
カウンターと吊り戸棚のセパレートにしておくと、作業場も確保できて便利です。
(2)シューズクローゼット
家族が毎日出入りするのはもちろん、お客様がいらしたときや宅配が届いたときなど、他人の目に触れることが多い玄関に、靴が散らかったままだと恥ずかしい思いをしてしまいます。
ただ、シューズクローゼットや靴箱の必要な収納量は、ご家庭によってまちまち。
ここは、無駄な収納をつくらないよう心がけましょう。
帽子やコートなどのアウターを、玄関まわりで収納する方が便利かなどもイメージして収納をつくることで、より家の中が散らからなくなります。
また、シューズクローゼットには、ウォークインタイプとウォークスルータイプがあります。
ウォークインでは出入り口が同じボックス型になっているのに対し、ウォークスルーはクローゼットを通り抜ける形で直接部屋に上がれるようになっています。
収納力を優先したいならウォークインタイプ、動線を優先したいならウォークスルータイプを選ぶといいでしょう。
ただ、シューズクローゼットや靴箱の必要な収納量は、ご家庭によってまちまち。
ここは、無駄な収納をつくらないよう心がけましょう。
帽子やコートなどのアウターを、玄関まわりで収納する方が便利かなどもイメージして収納をつくることで、より家の中が散らからなくなります。
また、シューズクローゼットには、ウォークインタイプとウォークスルータイプがあります。
ウォークインでは出入り口が同じボックス型になっているのに対し、ウォークスルーはクローゼットを通り抜ける形で直接部屋に上がれるようになっています。
収納力を優先したいならウォークインタイプ、動線を優先したいならウォークスルータイプを選ぶといいでしょう。

(3)土間収納
玄関に土間収納を設計するのも、家全体をすっきり見せるポイントです。
土間収納は、玄関から土間続きになった収納スペースを指し、靴だけでなく、ベビーカーや三輪車、ゴルフバッグ、キャンプ用品や釣り道具などをしまうスペースとして、シューズクローゼットよりも広い用途が想定された収納です。
さらには、ダンボールや新聞紙などのゴミを一時的に置いておいたり、室内に持ち込むには汚れが気になるものを収納したりする場所として考えるといいでしょう。
一般的に土間収納は、1~2畳程度の広さがあれば十分ですが、そこは収納したいものの大きさによっても変わってきます。
そのため、何を保管するかをリストアップした上で、人が通れるスペースを確保できる程度の広さにするのが土間収納の成功ポイント。
また、ウォークスルーにするなら、土間収納からの動線を家のどこにつなげるのかによって、さらに使い勝手がよくなります。
土間収納は、玄関から土間続きになった収納スペースを指し、靴だけでなく、ベビーカーや三輪車、ゴルフバッグ、キャンプ用品や釣り道具などをしまうスペースとして、シューズクローゼットよりも広い用途が想定された収納です。
さらには、ダンボールや新聞紙などのゴミを一時的に置いておいたり、室内に持ち込むには汚れが気になるものを収納したりする場所として考えるといいでしょう。
一般的に土間収納は、1~2畳程度の広さがあれば十分ですが、そこは収納したいものの大きさによっても変わってきます。
そのため、何を保管するかをリストアップした上で、人が通れるスペースを確保できる程度の広さにするのが土間収納の成功ポイント。
また、ウォークスルーにするなら、土間収納からの動線を家のどこにつなげるのかによって、さらに使い勝手がよくなります。

(4)ウォークスルー収納
広い収納を確保できるウォークインクローゼットは便利な収納として一般的になりましたが、近年人気なのがウォークスルータイプの収納です。
ウォークスルー収納とは、シューズクローゼットでも紹介したように、通り抜けできることが特徴です。
ウォークスルークローゼットは、部屋と部屋の間に設置することで、クローゼットと通路の2つの役割を果たします。
生活動線にあわせて配置することで効率的に移動できるようになり、無駄な動きがなくなります。
たとえば寝室からリビングに行く間をウォークスルークローゼットにしておくと、着替えのスペースと収納を兼ねられるので便利です。
さらにウォークスルークローゼットは、採光性や通風性がよくなることもポイントです。
閉めきった空間は空気が停滞するため、湿度の高い日本ではカビが発生しやすくなります。
大切な衣類をディスプレイのように見せながら、守れることがメリットです。
ウォークスルー収納とは、シューズクローゼットでも紹介したように、通り抜けできることが特徴です。
ウォークスルークローゼットは、部屋と部屋の間に設置することで、クローゼットと通路の2つの役割を果たします。
生活動線にあわせて配置することで効率的に移動できるようになり、無駄な動きがなくなります。
たとえば寝室からリビングに行く間をウォークスルークローゼットにしておくと、着替えのスペースと収納を兼ねられるので便利です。
さらにウォークスルークローゼットは、採光性や通風性がよくなることもポイントです。
閉めきった空間は空気が停滞するため、湿度の高い日本ではカビが発生しやすくなります。
大切な衣類をディスプレイのように見せながら、守れることがメリットです。

(5)洗面所の収納
洗面所の収納は、意外と見落としがちなポイントです。
洗面所は家族全員が毎日使う場所であるため、タオルや洗剤、メイク用品など多くのものを収納する必要があります。
洗面所と浴室を隣接させ、脱衣所として活用している家庭も多いでしょう。
「もっと広くすればよかった」「パジャマや下着の収納場所を確保すればよかった」と後悔する人が少なくありません。
最近のユニット洗面台は収納力に優れているため、そういったタイプを選ぶと多くの問題を解消できます。
収納タイプは、洗面台の奥行を考えると、観音開きよりも引き出しタイプのほうが奥のものを取り出しやすくなります。
とくに下段の引き出しの高さがあるタイプだと、高さのある洗剤なども入るので、ストック品の収納にもおすすめです。
なお、洗面所の収納は、収納力はもちろん「湿気対策」も重要です。
洗面所は浴室に隣接していることが多く、洗面所自体でも水を使うことから、どうしても湿度が高くなりがちです。
タオルや足拭きマット、下着やパジャマなどが、なんとなくいつも湿っているようでは気持ちよく使えません。
採風に配慮した設計、調湿効果のある壁材や湿気に強い素材の収納建具を選ぶこともポイントです。
洗面所は家族全員が毎日使う場所であるため、タオルや洗剤、メイク用品など多くのものを収納する必要があります。
洗面所と浴室を隣接させ、脱衣所として活用している家庭も多いでしょう。
「もっと広くすればよかった」「パジャマや下着の収納場所を確保すればよかった」と後悔する人が少なくありません。
最近のユニット洗面台は収納力に優れているため、そういったタイプを選ぶと多くの問題を解消できます。
収納タイプは、洗面台の奥行を考えると、観音開きよりも引き出しタイプのほうが奥のものを取り出しやすくなります。
とくに下段の引き出しの高さがあるタイプだと、高さのある洗剤なども入るので、ストック品の収納にもおすすめです。

なお、洗面所の収納は、収納力はもちろん「湿気対策」も重要です。
洗面所は浴室に隣接していることが多く、洗面所自体でも水を使うことから、どうしても湿度が高くなりがちです。
タオルや足拭きマット、下着やパジャマなどが、なんとなくいつも湿っているようでは気持ちよく使えません。
採風に配慮した設計、調湿効果のある壁材や湿気に強い素材の収納建具を選ぶこともポイントです。
3. 「見せたくないアレ」収納で人気のルンバ基地って何?

時短家事に一役買ってくれると大人気のロボット掃除機。その代表ともいえるのが「ルンバ」です。
愛用するご家庭が多いことから、注文住宅を建てる際も設計段階から、
ルンバの収納場所をつくっておきたいという方が増えています。
(1)便利だけど置き場所に困りがちな「ルンバ」
お掃除ロボットとして便利なルンバは、掃除が終わったり充電が切れそうになったりすると、
ルンバ基地と呼ばれるホームベース(充電器)に自動で帰っていきます。
掃除している姿は頼もしいものの、ルンバの大きさは最大幅で35cm前後と意外と大きいため、
置き場所を誤ると少々邪魔になってしまいます。
また、掃除道具はできるだけ目に触れる場所に置きたくないと考える人も多く、
どこに収納すればいいのか悩む人は少なくありません。
注文住宅を建てるのであれば、設計段階からルンバの収納場所を考えておくのがおすすめです。
ルンバ基地と呼ばれるホームベース(充電器)に自動で帰っていきます。
掃除している姿は頼もしいものの、ルンバの大きさは最大幅で35cm前後と意外と大きいため、
置き場所を誤ると少々邪魔になってしまいます。
また、掃除道具はできるだけ目に触れる場所に置きたくないと考える人も多く、
どこに収納すればいいのか悩む人は少なくありません。
注文住宅を建てるのであれば、設計段階からルンバの収納場所を考えておくのがおすすめです。
(2)ルンバ収納のサイズはどれくらい必要?
ルンバ収納のサイズは、ルンバの大きさに合わせるとすっきり収納できます。
2021年11月現在で販売されているルンバは、床拭きタイプを除く全機種高さは同じで9.2cm、直径はもっとも大きいもので900シリーズの35.3cmです。
ただしルンバも、いつか買い替えるときがやってきます。
ギリギリで設計してしまうと、大きな機種を購入したいと考えたときに対応できなくなるため、余裕を持っておくことが大切です。
ルンバ収納は最低でも横幅40cm、奥行40cm、高さ15cmほどのスペースを確保しておきましょう。
またルンバは、基地(ホームベース)の位置を赤外線で本体へ伝えています。
そのため、ルンバ基地の前方2m、幅1.5mのスペースに赤外線を遮る障害物があるとルンバが迷子になってしまうため注意が必要です。
2021年11月現在で販売されているルンバは、床拭きタイプを除く全機種高さは同じで9.2cm、直径はもっとも大きいもので900シリーズの35.3cmです。
ただしルンバも、いつか買い替えるときがやってきます。
ギリギリで設計してしまうと、大きな機種を購入したいと考えたときに対応できなくなるため、余裕を持っておくことが大切です。
ルンバ収納は最低でも横幅40cm、奥行40cm、高さ15cmほどのスペースを確保しておきましょう。
またルンバは、基地(ホームベース)の位置を赤外線で本体へ伝えています。
そのため、ルンバ基地の前方2m、幅1.5mのスペースに赤外線を遮る障害物があるとルンバが迷子になってしまうため注意が必要です。

(3)設計段階でつくるルンバ基地のおすすめ実例をご紹介
ここでは注文住宅を設計する段階で、ルンバ基地を検討する際に参考にしたいおすすめの実例を2つご紹介します。
クローゼットを「ルンバ基地」に活用
クローゼットの中にルンバ基地を設けると、「見えない収納」を実現できます。
とはいえルンバが自由に出入りできるようにする必要があります。
扉を閉めたままでも出入りできるようにするため、扉下部を15cm程度床から上げておくと問題なく出入りが可能です。
とはいえルンバが自由に出入りできるようにする必要があります。
扉を閉めたままでも出入りできるようにするため、扉下部を15cm程度床から上げておくと問題なく出入りが可能です。

デッドスペースを有効活用
家の中にできがちなデッドスペースを、ルンバ基地収納として活用するのもおすすめです。
リビング横などに小上がりを設けるのであれば、一部をルンバ基地にするのも方法のひとつ。
あるいは造作家具の下にあらかじめ専用スペースを設けておくと、違和感なくルンバを収納できます。
ほかにもデッドスペースになりやすい階段下は、ルンバの収納スペースとして活用するには最適です。
階段下をくりぬく形にしたり、階段の一番下の段を基地にしたりしてもいいでしょう。
リビング横などに小上がりを設けるのであれば、一部をルンバ基地にするのも方法のひとつ。
あるいは造作家具の下にあらかじめ専用スペースを設けておくと、違和感なくルンバを収納できます。
ほかにもデッドスペースになりやすい階段下は、ルンバの収納スペースとして活用するには最適です。
階段下をくりぬく形にしたり、階段の一番下の段を基地にしたりしてもいいでしょう。

4. 収納計画で後悔しないためのポイント5つ

注文住宅を建てるときに、後悔しない収納計画を立てるために押さえておきたいポイントを5つご紹介します。
(1)まずは「今置き場に困っているもの」を洗い出す
収納計画を立てるときには、理想を実現することを考えるより、
今現在不便に感じている点を解消することにフォーカスしたほうが後悔しづらくなります。
たとえば家族そろってアウトドア派で、今住んでいる家の玄関が
常に靴やアウトドアグッズであふれて乱雑なのが気に入らないなら、
広めのシューズクローゼットや土間収納を設置するとすっきり片付いて満足度が高まります。
食器を集めるのが趣味で積み重なっているようなら、キッチンには大きめの食器棚を用意し、
一部をディスプレイできる仕様にするとインテリアを兼ねた収納を実現できます。
まずは今の生活で片付かずに困っているものや荷物量の多いもの、置き場に困っているものなどを洗い出し、
どれくらいのスペースが必要か、優先順位をつけて考えるといいでしょう。
今現在不便に感じている点を解消することにフォーカスしたほうが後悔しづらくなります。
たとえば家族そろってアウトドア派で、今住んでいる家の玄関が
常に靴やアウトドアグッズであふれて乱雑なのが気に入らないなら、
広めのシューズクローゼットや土間収納を設置するとすっきり片付いて満足度が高まります。
食器を集めるのが趣味で積み重なっているようなら、キッチンには大きめの食器棚を用意し、
一部をディスプレイできる仕様にするとインテリアを兼ねた収納を実現できます。
まずは今の生活で片付かずに困っているものや荷物量の多いもの、置き場に困っているものなどを洗い出し、
どれくらいのスペースが必要か、優先順位をつけて考えるといいでしょう。
(2)クローゼットは、自分のクセを知って活かす
クローゼットに関しては、自分や家族のクセを知って活かした収納を考えるのが成功させるポイントです。
そもそも所有してる服が少なければ、広々としたウォークインクローゼットや
見せて収納するウォークスルークローゼットは不要です。
衣類の量だけでなく、毎年衣替えはするのかしないのか、ハンガー派か畳んで収納派か、
それだけでも最適な収納スペースや使い勝手のいい建具の種類は変わってきます。
「広ければいい」ではなく、自分の特徴に合う使いやすい収納を考えるようにしましょう。
そもそも所有してる服が少なければ、広々としたウォークインクローゼットや
見せて収納するウォークスルークローゼットは不要です。
衣類の量だけでなく、毎年衣替えはするのかしないのか、ハンガー派か畳んで収納派か、
それだけでも最適な収納スペースや使い勝手のいい建具の種類は変わってきます。
「広ければいい」ではなく、自分の特徴に合う使いやすい収納を考えるようにしましょう。
(3)棚の「奥行」は、使い勝手に良し悪し
棚の奥行は使い勝手に大きく影響を与えるため、「何を収納するのか」を考えたうえで検討することも大切です。
たとえばパントリーや洗面所など、食品や日用品などのストックを収納する場合、
棚の奥行は30~40cmが最適といわれています。
あまり奥行を深くしてしまうと、奥のものに気づかなかったり、そもそも取りづらくなったりするので不便です。
奥行が深くなる場合には、スライド式にして奥のものも取り出しやすくするなど工夫するといいでしょう。
たとえばパントリーや洗面所など、食品や日用品などのストックを収納する場合、
棚の奥行は30~40cmが最適といわれています。
あまり奥行を深くしてしまうと、奥のものに気づかなかったり、そもそも取りづらくなったりするので不便です。
奥行が深くなる場合には、スライド式にして奥のものも取り出しやすくするなど工夫するといいでしょう。
(4)「ウォークスルー」=「収納力減」
通り抜けできるウォークスルー式の収納は、動線がよくなる、採光や際風を確保できるなどのメリットがあります。
しかし人が通るだけのスペースが必要になるため、そのぶん収納力は下がります。
ウォークスルーを検討するなら、「収納力」と、
回遊性や動線といった「利便性」のどちらを優先するかをよく考えることが大切です。
しかし人が通るだけのスペースが必要になるため、そのぶん収納力は下がります。
ウォークスルーを検討するなら、「収納力」と、
回遊性や動線といった「利便性」のどちらを優先するかをよく考えることが大切です。
(5)「見せない」=「出しにくい」「使いづらい」はNG
見せない収納を取り入れると、生活感が出にくくなるので家の中がすっきりして見えます。
しかし見せないことが、収納したものの出しにくさや使いづらさにつながるようでは意味がありません。
たとえば掃除機を見えない場所に収納したいと考える人は少なくありませんが、
扉の奥にしまうことで出すのが億劫になると、掃除の頻度が落ちてしまう可能性があります。
使う頻度の高いものは、扉などで隠すのではなく、お客様が使用すると考えられるスペースや
動線から死角になる場所に収納するなど、間取りで工夫するのがおすすめです。
しかし見せないことが、収納したものの出しにくさや使いづらさにつながるようでは意味がありません。
たとえば掃除機を見えない場所に収納したいと考える人は少なくありませんが、
扉の奥にしまうことで出すのが億劫になると、掃除の頻度が落ちてしまう可能性があります。
使う頻度の高いものは、扉などで隠すのではなく、お客様が使用すると考えられるスペースや
動線から死角になる場所に収納するなど、間取りで工夫するのがおすすめです。
5. 「使える収納」は「適量を適所」が基本

注文住宅を建てるときには、「とりあえずたくさん収納をつくっておくとあとで困らない」
「収納スペースは広ければ広いほどいい」と考えがちです。
しかし不要な収納は、整理や掃除の手間を増やすだけでなく、
収納が多くなればなるほど、それだけ居室のスペースは少なくなってしまいます。
あくまでも収納は使い勝手が重要なので、「必要な場所」に「必要なぶんだけ」設置するのが基本です。
まずは現在手持ちのものの量がどれくらいあるかを洗い出し、普段の収納方法なども考慮しながら設計しましょう。
まとめ

注文住宅で後悔する人が多い「収納」を、設計段階から成功させるコツやポイントを紹介しました。
収納計画を成功させるには、「見える収納」や「隠す収納」などの理想をかなえることを考えるより、
今現在困っている・不満に感じている課題を解消させることを優先すると、結果的に満足度が高くなります。
家族の収納のクセや、普段の動線を意識したうえで場所や広さを考えると、
限られた空間を最大限活用できる収納を含めた間取りを設計できるでしょう。
R+houseでは、快適な暮らしがかなう
収納計画を含めた注文住宅の設計をサポートいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。