こんにちは。
住宅アドバイザーの下山です。
住宅アドバイザーの下山です。
皆様ご存知ですか?
本日は二十四節気の一つ『啓蟄(けいちつ)』です。
啓蟄は春の3番目の節気で「虫が冬眠から目覚め、活動を始める頃」という意味です。
まだ肌寒い日々が続きますが、少しずつ春の陽気を感じられるようになってきましたね。
さて、本日は断熱の1種であ基礎断熱について、ご紹介させていただきます。
~ 基礎断熱とは? ~
床下の空間を完全に塞ぎ、床下に断熱材を施行せず、建物の外周に面した基礎立ち上がりに板状の断熱材を施行し、床下換気口を設けない方法です。
こちらは、床下の基礎のコンクリート部分までを室内の温度環境に近づけ、室内と基礎を同じ空間として考える工法です。


一般的に採用されている床断熱(床下断熱)の方が、暖かそうだね?
なんてご意見も多くいただきます。

上の写真のように「床のすぐ下に断熱材が入っているから」だそうです。
「なるほど」 とても納得のいくご意見だと思います。
ただし! 1つだけ落とし穴があるんです。
それは、断熱材の特性です。
実は
断熱材は長期間、冷気もしくは暖気にふれていると断熱材自体が冷たく(暖かく)なってしまうという特徴があるんです。
つまり、床下の断熱材の下を流れる冷気や暖気に断熱材が耐えられなくなり、その上の床板も外気の影響を受けてしまうのです。
その結果、住宅会社から足元が寒いので床暖房を進められるなんてこともあるようです。
床暖房も素敵ですが、導入するとなるとコストや維持費がかかってしまいます。
快適さを優先させるか? お金を節約するか? とても悩んでしまいますね。
そんな時に、選択肢の一つとして基礎断熱もご検討ください。
基礎の素材であるコンクリートには蓄熱作用が高いというメリットがあります。
さらに、地下2m〜3mの温度は、年間を通して13℃~15℃です。地表だと冬は8℃、夏は16℃~17℃になります。
つまり、コンクリートを通して冬は暖気。夏は冷気を取り入れることができるのです。
このように、地熱エネルギーを活用できるというのも基礎断熱の良いところです。
欧米では、この基礎断熱がメインで採用されております。
以上、基礎の断熱方法について簡単にご紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
基礎について、住宅販売業者から説明を受けたことがないという人が多くいらっしゃるそうです。
人生に、(おそらく)一度しかない住宅購入だからこそ、後悔しないために、デザイン性等の目に見えるところだけではなく、
見えない部分にこそ目を向けていただけたらと思います。
ちなみに、弊社は基礎断熱を採用しております。
モデルハウスを訪れてくださった多くの方から
「え!床暖房ついていないんですか!?」
と驚きのお言葉をいただきます。
ぜひ一度、弊社のモデルハウスへ足を運んでいただき、基礎断熱の暖かさを実感していただけたら幸いです。
最後に!
基礎断熱の断熱方法によっては床断熱と同様の現象が起きてしまうこともありますので注意が必要です。
え?どういうこと?
と思った皆様、是非、弊社のモデルハウスで質問していただければと思います!!
スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。
それでは!
本日の担当は、住宅アドバイザーの下山でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。