大分市の地盤について

地層の種類と地盤強度
大分市の地層は、約170万年前の第四紀層からなっています。中心部の地層は沖積層と呼ばれ、河川や海の働きによって形成された比較的新しい地層です。沖積層は一般的に古い地層に比べて地盤が弱く、地震の揺れにも弱いのが特徴です。建物の不同沈下や液状化現象といった地盤災害を引き起こすリスクも高い傾向にあります。あまり強いとは言えない地盤ですが、適切な地盤調査と地盤改良で対策することによって、安全な暮らしを手に入れられるでしょう。
地盤が弱いとどうなる?
先にも少し触れましたが、地盤が弱いことで発生する不同沈下や液状化現象とは、一体どういう現象を言うのでしょうか。
不同沈下
地盤のゆるみなどで建物が傾いてしまうことを不同沈下と言います。家全体ではなく、一方向に傾くのが特徴です。具体的には、床が平らでなくなってしまう、壁にひびが入る、窓や引き戸が開かないといった現象が生じます。地盤が建物の重さに耐えきれなくなってしまうことが原因です。沖積層や埋立地といった場所で起きやすく、家を建てる場合は基礎の補強対策が必要となるでしょう。
液状化現象のリスク
液状化現象とは、地盤の弱い場所に地震の揺れが加わることで、地層が液状化してしまうことを言います。埋立地や干拓地、河道を埋めた土地、海沿いの低湿地で発生しやすいのが特徴です。液状化してしまうと、地盤が建物を支える力を失い、地下の埋没管やマンホールが浮き上がるといった現象が起こります。
自然災害に備える

ハザードマップで危険エリアを確認
ハザードマップは、災害時にどのような危険があるかを地図上にまとめたものです。ハザードマップを確認すれば、地震や豪雨、台風などの自然災害時にどのエリアが危険で、どこへ避難したらよいかが、わかります。地域の役所でも手に入れられますが、国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトには、全国の災害危険エリアと避難場所が掲載されています。家にいながら全国各地のエリアを検索できるため、ぜひ活用しましょう。
地盤調査・地盤改良
地盤改良工事は、地盤が弱い場合でも建物を安全に支えるために行われる工事のことです。地盤調査により軟弱地盤と判断された場合や、地層の状態から不同沈下の可能性があるとみなされた場合に行われます。地盤改良工事は大きく分けると4種類です。
表層改良工法
セメントを使用し、地表周辺を固める工事のことです。軟弱な地盤が地表より2mまでの、浅い場合に用いられます。セメント系固化剤を土に混ぜて強化する工法です。
柱状改良工法
円柱状に地盤を固めた改良杭で、建物を支える地盤工事のことです。軟弱な地盤が地表より2~8mまでの場合に用いられます。地中にあけた穴にセメントを注入し、土と混ぜて攪拌、円柱状の固い地盤を築いて強化する工法です。
小口径鋼管杭工法
鋼管で建物を支える工事のことです。地中30mまでの地盤補強を必要する場合に用いられます。地中深くの固い地盤に鋼管の杭を打ち、建物を安定させる工法です。
天然砕石パイル工法
小さく砕いた天然石を地面に埋め込み形成した石柱を使って地盤を補強する工法です。軟弱地盤にも適応可能で、地震よりも強く、水はけも良いため、液状化効果を防ぐ効果も期待できます。
耐震・免震で地盤に適した地震対策
耐震という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。耐震は、建物自体の強度を増し、揺れに耐える構造のことを言います。一方、免震は、建物を地盤と切り離す構造のことです。建物と地盤の切り離しを可能にするのが、建物と基礎の間に取り付けられた免震装置。免震装置が地震の揺れを吸収することで、地震の揺れを建物に伝えないのが特徴です。耐震と免震はそれぞれメリットが異なります。家を建てる前はどちらの方法で地震対策すべきか、建設会社に確認しておくと安心です。
被災者支援制度
被災者支援制度とは、被災された方の生活再建を支える制度のことです。経済面や生活面の支援から住居の確保・再建といった暮らしにまつわる支援、事業者への支援など、その内容は多岐にわたります。いざという時に備えて、お住いの地域ではどのような支援が受けられるのか、事前に確認しておくと安心です。
大分市で受けられる被災者支援制度をいくつか紹介しましょう。
大分市で受けられる被災者支援制度をいくつか紹介しましょう。
災害弔慰金
災害で家族が亡くなった場合に給付される支援金です。条例により定められた額の弔慰金が支給されます。
被災者生活再建支援制度
災害で住む家が全壊するなど、生活基盤を脅かされた場合に給付される支援金です。住宅の被害程度や再建方法に応じた金額が支給されます。
住宅の応急修理
災害により台所やトイレ、居室といった日常生活に欠かせない部分が半壊した場合、資力に応じて修理してくれます。市から直接修理業者に修理代金が支払われる、現物支給での支援です。災害救助法が適用された場合が対象となります。
応急仮設住宅の供与
災害で家が滅失した場合に、簡易的な住宅を仮設・供与してくれる制度です。災害救助法が適用されていることや資力の有無といった条件があるため、すべての災害による被害が対象となるわけではありません。
大分市のエリア情報

注意したいエリア
大分県は全国の中でも土砂災害危険個所の多い県です。大分市で注意したいのは西部エリアの駄原周辺。崖が多く、急傾斜地が多く存在します。特に大分県の中で南海型気候区に属する大分市は、温暖多雨が特徴のエリアです。夏に大雨が降りやすい特徴を持つため、地形の問題以外にも土砂崩れを引き起こす可能性があります。安全のために、崖や急傾斜地が近くにない場所を選ぶといいでしょう。
駄原周辺の大分市西部エリアで新築を検討される場合は、地盤強化などの対策をきちんと行っている住宅会社もありますので、きちんと見極めて依頼すればより安心でしょう。
駄原周辺の大分市西部エリアで新築を検討される場合は、地盤強化などの対策をきちんと行っている住宅会社もありますので、きちんと見極めて依頼すればより安心でしょう。
安全なエリア
大分市東部・南部・中心部は比較的安全なエリアが多いです。
高城・鶴崎・大在に代表される東部エリアは平地が多く、パークプレイス大分といった大型商業施設があるなど、生活がしやすいのも特徴。大きな総合病院もあり、若い世代からシニア世代まで安全に暮らせるエリアです。
古国府・稙田・南大分・敷戸などの地域がある南部は海からも遠く、津波の心配がないエリアです。トキハさわだタウンやイオンといったショッピングモールもあり、休日は多くの人でにぎわっています。団地があり、住んでいる人の数が多いため、安全なエリアと言えるでしょう。
大分駅や主要道路のある中心部・西部エリアは商業施設が充実するなど、住みやすい環境です。立地がいいため地価が高いのが難点ですが、生活の便利がよく、安心して暮らせるでしょう。
高城・鶴崎・大在に代表される東部エリアは平地が多く、パークプレイス大分といった大型商業施設があるなど、生活がしやすいのも特徴。大きな総合病院もあり、若い世代からシニア世代まで安全に暮らせるエリアです。
古国府・稙田・南大分・敷戸などの地域がある南部は海からも遠く、津波の心配がないエリアです。トキハさわだタウンやイオンといったショッピングモールもあり、休日は多くの人でにぎわっています。団地があり、住んでいる人の数が多いため、安全なエリアと言えるでしょう。
大分駅や主要道路のある中心部・西部エリアは商業施設が充実するなど、住みやすい環境です。立地がいいため地価が高いのが難点ですが、生活の便利がよく、安心して暮らせるでしょう。
大分市の注文住宅はR+house大分西におまかせ!
安心して暮らせる家づくりには、土地選びが欠かせません。家がいくら丈夫でも、不同沈下や土砂崩れの危険性の高い場所では、災害を避けることはできないからです。大分市で注文住宅を建てる際、どのエリアを選べばいいかお困りの場合は、ぜひR+house大分西にご相談ください。地域に根差したプロだからこそ提案できる地盤改良や家づくりがあります。大分市周辺の家づくりは、R+house大分西へおまかせください。
>>大分市で地盤に強い注文住宅を建てるなら「R+house大分西へ」
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