こんにちは。広報の中嶋です。
Four seasons in one day(フォー シーズンズ イン ワン デイ)
~1日の中に春夏秋冬がある~
以前、オーストラリアにあるメルボルンという街に住んでいたのですが、メルボルンの気候を一言であらわした言葉です。
初め聞いたときは、一日で四季を感じられるなんて素敵!!と思いましたが、実際体験してみると過酷でした。
ある夏の日
朝、快適な温度ですがすがしく目覚め仕事に行くと、太陽が昇るとともにジリジリと焼けるような暑さになります。

すると、夕方に突然のスコールと雷。雨が降って濡れた地面を南極からの風が冷やし、夜は厚手のパーカーが必要なくらいの寒さに冷え込む。なんてこともよくありました。


上の写真、注目は猫でなくサッシ。なかなかいい写真が見つからずすみません。夏には気温が40℃を超える日があるメルボルン。
アルミのサッシが主流なのですが、太陽に近い国の為、日射の強さでアルミサッシが変形しドアが開かなくなります・・・
こうなってしまうと、日が落ちて温度が下がるまで待つしかありません。
日本では、ここまで急激な温度変化はあまりありませんが、春夏秋冬、一年中快適な暮らしを送りたいですよね。
先日、新宿にあるリクシルの体感ショールーム(住まいSTUDIO)に行く機会を頂きました。

キッチンの仕様に興味深々です。

収納の黄金比がわかる!

キッチンやトイレ、お風呂、ドアや収納などお家に必要なたくさんの商品が展示されているのですが、普通のショールームと違うところは室温の体感ができるところ!
冬体験と、夏体験ができます。
冬の体験をレポート!0℃設定の巨大な冷蔵庫の中に、3種類のお家が並んでいます。
①昔の家
※昭和55年ごろ、日本で初めて「省エネルギー基準」が設けられたころのお家です。
入ってみると・・・寒い。スリッパを脱いで床を歩いてみると足の体温で床に湿った足跡が付きます。
エアコンは20℃設定になっているのですが、暖かい空気は上に上がってしまうので足元から体が冷えてくるのがよくわかります。

当時は、居間の中心に置いたこたつにみんなが集まり、窓際には寒さを避けるため家具が設置されていました。
お母さんも靴下とスリッパをはいてキッチンに建っています。
ドアで仕切られたお部屋とトイレもあるのですが、夜中になど絶対に行きたくないほど寒かったです。
平均的な暖房費は何と28.000円/月
②今の家
※平成28年に設けられた「省エネ基準」をクリアしている家です。
昔の家よりだいぶ良くなりました。が、この日、半そでだった私は寒かったです。
そしてスリッパを脱いでみるとヒヤッとしました。
トイレは・・・だいぶ寒い。このお家では真冬の朝には、なかなか布団から抜け出せそうにないです。
こたつがなくなりましたが、まだ電気カーペットを使い、生活の中心は部屋の中央です。
キッチンにいるお母さんも厚手の靴下をはいて料理を作っています。
暖房費は約13.000円/月

③これからの家
※HEAT20・G2(関東)基準の家
昔の家、今の家を体験してきたため、違いは歴然。
スリッパ、いりません。
厚手の靴下、いりません。
半そでで、充分!上着を着ていた男性陣はだんだん暑くなってきたようで、ジャケットを脱ぎ始めました。
窓の近く、部屋の中央、天井の温度差は1℃以内です。

こたつ、カーペットもなくなり家族が各々好きな場所で半袖のTシャツを着てくつろいでいます。
猫に関しては、雪が降っているのに窓際で寝ています。
お母さんも笑顔で夕飯を作っています。見えないですが、きっと厚手の靴下は履いていないでしょうね。
暖房費は約7.000円/月 (昔の家の1/4まで下がりました。)

部屋の温度をレーザーで測る体験。

1時間くらいで、冬の室温体験と、夏の日射体験ができます。
各部屋にサーモグラフィーがついていたり、断熱材の巨大なサンプルがあったり。
0℃の室外からお家の窓を触ってみたり。
3種類のお家を一気に体感できるので、楽しくて、とってもわかりやすかったです。
私の参加した、体感体験は予約制となりますが、お家づくりの前に是非遊びに行ってみてくださいね!
弊社でもリクシル体感ショールーム参加のご予約を受け付けております。
お問い合わせフォームに『体感ショールームに参加したい!』とご予約下さい。もちろん参加費は無料です。

リクシル体感ショールーム(住まいSTUDIO)
冬のお家(3種類)体験レポートでした!