木造住宅の特徴とはなんなのでしょうか。
木造住宅とは、大部分が木材でつくられている住宅を指します。
日本の高温多湿な気候に合わせてつくられています。
木造住宅で使用される工法は2つあります。
1つ目は、木造軸組工法です。
これは、柱と梁の間に空間がある設計であるため、窓などといった開放スペースをとりやすいです。
設計の自由度が高いという特徴があります。
日本では、この工法が多く取り入れられています。
2つ目は、木造壁式工法です。
これは、柱や梁を基礎にするものではありません。
パネル状の木材によって建てられる住宅です。
つまり、面で建物を支えているというイメージです。
比較的新しい工法ですが、徐々に普及してきています。
自由度は、木造軸組工法と比較すると低めです。
以上が、特徴についてでした。

続いては、木造住宅のメリットについて解説します。
1つ目は、夏涼しく冬暖かいことです。
木造住宅の特徴は、調湿性の高さです。
湿度を一定に保ってくれるため、夏でも冬でも快適な家になるのです。
2つ目は、気密性が高いことです。
耐震性を保つために、鉄骨造りよりも壁や柱が多く必要になります。
壁が多くなると気密性が高まります。
3つ目は、コストが低い傾向にあることです。
鉄骨造りと比較すると材料費が安く済みます。
そのため、費用を抑えられる傾向にあります。
もちろん、木材の種類によって費用は変動します。
以上が、メリットについてでした。

もちろん木造住宅にはデメリットもあります。
デメリットと対策方法を知っておくことが大切です。
1つ目は、腐食のリスクがあることです。
これは、雨によるものです。
木材は、水漏れに弱いです。
雨漏れや水漏れによって腐食してしまい、強度が低くなってしまう可能性があります。
雨漏れは、どれだけ上質な建材を使用したとしても、完全に防げるものではありません。
そして、少しずつ進行するため、発見が遅れがちです。
対策方法は、定期的なメンテナンスを行うことです。
腐食を発見してからでは遅いため、定期的にメンテナンスを行い、被害を防ぎましょう。
2つ目は、シロアリ被害にあいやすいことです。
木造住宅のトラブルでよくあるものが、シロアリ被害です。
木造住宅の大きな脅威ですよね。
対策方法は、土台や柱を殺虫処理することです。
殺虫成分は、時間が経つと効果が低下してしまうというのが一般的でしたが、最近では長期的にシロアリ被害を防ぐ技術も普及しています。
3つ目は、火災の際に延焼しやすいことです。
なんとなく、鉄やコンクリートよりも木材の方が燃えやすいというイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
木造住宅で火が燃え広がってしまう原因は、壁や天井裏の隙間を伝ってしまうことです。
そのため、最近の造住宅では、床下や壁裏で火を閉じ込めて延焼を防ぐ技術が導入されています。
そのような技術を取り入れることが対策方法であるといえるでしょう。
4つ目は、大工さんの腕の良し悪しが仕上がりに影響しやすいことです。
しかしこのデメリットは、一昔前までの木造住宅にいえることであり、現在では安定した品質を確保する技術が高まってきています。
以上が、デメリットについてでした。

今回は、木造住宅をお考えの方に向けて、特徴について、また、メリットとデメリットについて解説しました。
当初の疑問が解決されたのではないでしょうか。
今回の情報を活用し、木造住宅を建ててみてくださいね。
ご不明点がありましたらいつでも当社へご連絡ください。