気密性能とは住宅の隙間をできる限り減らして、室内の空気を屋外と分断する性能です。気密性能は相当隙間面積「C値」で具体的に表すことができます。C値が小さければ小さいほど隙間が少なく、気密性能が高いということになります。

C値は住宅の床面積1㎡あたりにどれくらいの隙間があるかを示します。C値（隙間相当面積）＝住宅全体の隙間の合計面積（㎠）÷延床面積（㎡）で計算することができます。

例）延床面積200㎡の住宅でC値が1㎠/㎡の場合、その住宅の隙間は200㎡ある。

気密測定とは、C値を出すために行うもので、隙間の合計面積（㎠）を専用の機器を用いて測定します。具体的な測定方法は窓などの開口部を施錠して、換気口に目張りした上で専用の機器で室内の空気を抜いていきます。隙間が少ないと、外から入る空気量も少なくなり、室内の気圧が下がります。この室内と屋外の気圧の差の大きさによって、隙間の面積を測定し、C値を算出します。

外気の影響を受けにくく、冷暖房で調整した空気が外に逃げにくいので、快適な室温を保つことができ、冷暖房の効率も上がるので光熱費を抑えることもできます。また、気密性能が高いと結露の発生を抑制することもできます。結露を防止することができると、住宅の劣化を防ぐだけでなく、カビやダニの発生で起こるアレルギー症状を防ぐこともできます。他にも、汚染部室の侵入を防いだり、換気効率を高めてくれたり、といったたくさんのメリットがあります。

 

住宅で快適な暮らしを実現するためには「高気密」だけではなく、「高断熱」と「計画換気」の2つも必要な要素ですが、「高気密」は「高断熱」と「計画換気」の力を発揮するためにとても重要な要素です。

R+house大分西では国の定めた次世代省エネルギー基準（旧省エネルギー基準）5.0（㎠/㎡）を大幅に下回る、C値0.5（㎠/㎡）以下を標準としております。また、全棟気密測定を実施しており、数値で気密性能が高いことを証明しております。

健康で長く快適に暮らすために、デザインだけでなく性能にもこだわった家づくりをしたい！という方はお気軽にご相談ください。

 

実際に建築中のモデルハウスで気密測定を行う様子を見学できるイベントを6月24日に開催する予定です。完成見学会などでは見られない中身（構造）の部分や、気密測定を生で見られるまたとない機会です！お気軽にご予約ください。