歴史情緒あふれる街並みが残る、大分県大分市。JR大分駅の北側には府内城跡があり、現在は堀や石垣、大手門などが残存する公園として市民に親しまれています。
大分市の南西に位置する今市エリアでは、かつて参勤交代で大名たちが歩いた石畳が顕在。国道10号を南下したところにある戸次エリアでは、江戸時代の伝統的な建物が今も存在感を放っています。酒造業を営んでいた「富春館」は、国の登録有形文化財に指定されています。
一方でJR大分駅周辺はビルや商業施設が立ち並び、大きな道路が通っています。歴史を感じる景観と、近代的な街並みが融合したエリアといえるでしょう。

大分市では、歴史的な財産である景観を守り、過去と現在が調和した風格ある街づくりを推進するために「大分市景観条例」が制定されています。
住宅の場合、住宅の新築や増築、外観の変更などをする際は届け出なければなりません。市街地エリアでは、屋根や外壁など外部の目につく部分を地域の景観と調和したデザインにするよう求められています。また、積極的に緑化に励む配慮も必要です。

大分市の気候は、年間平均気温がおよそ16℃と温暖で、冬場でも天気が良いのが特徴です。7月・8月の最高気温の平均値は30℃を超え、35℃以上の猛暑日になる日も少なくありません。
そんな大分市では、暑い日も快適に過ごしやすい高気密・高断熱の住宅が向いています。高気密・高断熱であれば、涼しい空気を家の中に閉じ込められるため、エアコンの冷気を外部に逃がしません。電気代の節約にもつながるでしょう。

＞＞断熱性能が高い住宅は光熱費がお得になる？詳しくはこちら！

地域の景観を損なわない住宅デザインが求められていることもあり、大分市では落ち着いた雰囲気の住宅が多くなっています。新築では外観の色がシックな黒や白、自然環境となじみやすいウッドカラーがよく見られます。
近年では、周囲の景観に溶け込みつつも、スタイリッシュでおしゃれなデザイン住宅も増えてきました。

大分市景観条例で、住宅の緑化への配慮が求められていることからも、庭に木を植えてみてはいかがでしょう。敷地に植物があると、住宅の見た目がワンランクアップするメリットもあります。家庭のシンボルとなるメインの木は、よく目につく玄関近くや庭に植えるのがおすすめです。大分市では、季節を問わず楽しむことができて、乾燥などにも比較的強いオリーブ・アオダモ・シマネトリコといった種類の木が適しています。
また、ウッドデッキや目隠しフェンスを設けている住宅も多くなっています。目隠しフェンスは景観に配慮し、落ち着いたカラーを選択するのが無難でしょう。

参考：おおいた遺産活性化委員会HP「戸次本町の帆足本家と町並み」
参考：大分県HP「大分市景観条例・施行規則について」
参考：市街地エリア「景観形成状況説明書」
参考：大分市環境部環境対策課「大分市の自然」
参考：大分県河川LIVE映像

＞＞外構づくりの基礎知識や後悔しないポイントについてはこちらもチェック！

実際にR+house大分西でお家を建てられたお客様の事例をご紹介。大分の街並みに合うだけでなく、快適性、デザイン性も考えられた、建築家住宅です。

外観はシックなグレーを採用、シンプルな塗り壁に映える木貼りの玄関ポーチは異素材な組み合わせですが、マッチしています。全体的に落ち着いた雰囲気で、大分市の景観に溶け込みつつも、建築家住宅らしい個性溢れる外観です。

家族団欒ができるように広いリビングを採用、キッチン正面には土間と大胆なプランニングです。手前に見えているのはスタディスペース。料理をしながらお子様の姿を見ることができる安心設計です。
雨の日は土間で遊ぶこともでき、雨の日も晴れの日も楽しく過ごすことのできるお家が完成しました。

＞＞「晴れでも雨でも楽しめる家」を詳しくみる

外観はシックなグレーを採用。実は建物や窓の配置など、陽の光の入り方を緻密に計算されたマイホームです。大分県別府市の高台の住宅地にありますので、別府湾を一望できるだけでなく、別府湾花火大会がご自宅から見ることができるお家が完成しました。

キッチン横のワークスペースは、ちょっとした作業をするのに最適です。すこし幅を広くしているので、仕事スペース以外のさまざまな用途に使えるスペースになっています。窓が横にあるので、日中は照明がいらないほど明るい空間で、作業ができます。

＞＞「音と暮らす家。くつろぎの空間」を詳しくみる

大分市は中心地に都会的な街並みを持つ一方、郊外は豊かな自然が広がっています。別府湾から注ぎ込む大分川・乙津川・大野川が市内に広がり、野鳥や植物を間近で見ることが可能です。イチョウの木がシンボルの「九六位山」では、バンガローや炊飯所が設けられており大自然の中でキャンプが楽しめます。このように、一歩郊外に足を向ければ生き物観察やレジャーが満喫できるのも大分市の魅力です。

大分市には、公園が数多くあります。ここでは、主要な公園を5つピックアップしました。

上野丘子どものもり公園は、子どもたちの健やかな成長を目的として建設されました。敷地内には遊具や散策路だけでなく「大分市美術館」が併設。展望広場には、安藤泉氏によるインド象をモチーフにした彫刻「遊星散歩」があり、美術作品を身近に感じられる環境となっています。
他にも、天然記念物のオオイタサンショウウオが見られる水辺広場も見どころです。
所在地：大分市大字上野字櫨山866

一級河川である七瀬川のほとりにある公園です。全国的にも珍しい構造の吊り橋「あやとり橋」が見どころの1つとなっています。公園内には、芝生広場や遊具広場、野外ステージ、バーベキューエリアなど多種多様なゾーンが広がっており、小さい子どもからご高齢の方まで楽しめるでしょう。
所在地：大分市大字市字赤池188

高尾山一帯が公園になっており、60ヘクタールもの広大な敷地を有しています。長い散策路には、健康増進を目的に散歩に訪れる方や自然を眺めながら散策する方が集まります。
高尾山自然公園は、桜の名所としても有名です。365段の階段や園路には桜が列をなし、美しい情景を見せてくれます。

所在地：大分市大字横尾1351

さまざまなアクティビティを楽しみたいなら、佐野植物公園がおすすめです。大型の遊具や草すべり広場、足湯があるほか、年間通して熱帯・亜熱帯の植物が観察できる「鑑賞温室」を保有。鑑賞温室では、季節によって胡蝶蘭・ハイビスカス・バナナなどが栽培されています。
全長60mに及ぶ巨大なスライダーも名物です。子どもだけでなく大人もスリル満点な体験ができるでしょう。

所在地：大分市大字佐野3452-2

恋人の聖地として名高い、田ノ浦ビーチ。人工島である「田ノ浦アイル」にはチャペル風の休憩所やハートの石が埋め込まれた石垣、恋人の聖地認定プレートがあり、デートスポットとしてたくさんのカップルが訪れています。
さらに、パームツリーや船形の大型遊具「帆船カピタン号」が、まるで南国リゾートにいるかのような雰囲気を演出。夏は海水浴場としても賑わいます。

所在地：大分市大字神崎字浜4253

ここからは、大分市内で公園に行きやすい宅地エリアをお伝えます。住宅用土地の物件情報も紹介するので、大分市で注文住宅を検討している方はぜひ参考にしてみてください。（2023年2月時点の情報です）

大分市にじが台は、上野丘子どものもり公園まで車で10分弱でアクセスできるエリアです。エリア内には「にじが丘北公園」「虹ヶ丘西児童公園」「虹ヶ丘東児童公園」を有する住宅街で、大分市中心部に勤める方のベットタウンとなっています。物件情報を見てみましょう。

所在地：大分市にじが丘1丁目
土地面積：72.60坪
土地価格：30,600,000円

七瀬川が近くを流れる、大分市田尻北。七瀬川自然公園へは車で5分とかかりません。エリア内には「田尻みどり公園」もあります。高台の住宅街なので、眺望が良いのも魅力です。田尻北エリアでも、住宅用の土地が販売されています。

所在地：大分市田尻北
土地面積：80.70坪
土地価格：13,000,000円

高尾山公園付近でおすすめしたいのは、横尾東町エリアです。横尾東町から高尾山公園までは、車で6～7分。さらに、2002年の日韓ワールドカップの試合会場になった「レゾナックドーム大分」へも車で約5分とほど近く、世界レベルのスポーツが観戦できるのも魅力でしょう。

所在地：大分市横尾東町1丁目
土地面積：55.17坪
土地価格：12,500,000円

参考：大分市HP「大きな遊具がある公園を教えてください」
参考：大分市HP「上野丘子どものもり公園」
参考：大分市HP「七瀬川自然公園」
参考：大分スポーツ公園事業所HP「高尾山自然公園」
参考：大分市HP「佐野植物公園」
参考：大分スポーツ公園事業所HP「レゾナックドーム大分」

＞＞その他、大分市内の土地価格相場・価格の推移について詳しくはこちら！

大分市は歴史的な街並みと自然を身近に感じられるエリアです。治安も良く、都会的な一面を持ち合わせているので住みやすい地域といえるでしょう。家族みんなで楽しめる大きな公園が点在しているのもうれしいポイントです。
R＋house大分西は、大分市を拠点に地域に根差した工務店です。大分市の特性を踏まえ、高気密・高断熱に加え高耐震の家づくりを実現。専属のガーデナーによる庭づくりにも力を入れています。大分市で注文住宅をお考えの方は、R＋house大分西へお気軽にご相談ください。

＞＞大分市の街並みに合うおしゃれな注文住宅「R+house」について、詳しくはこちら！